京北チェンソーアートプロジェクトとは? Wind fall gallery

前回の続きです。
私の娘が描いた猫を立体化した作品の製作を経て、子供の絵を立体化することに、プロジェクトとしての可能性を感じた。
製作して発表するまでの一連の流れのイメージができたので、まず個性的な絵を描くキッズを友人から紹介してもらいました。
その結果、京都在住のお子さん、遠いところは香港に住むとても個性的な絵を描く少年少女から絵を提供してもらうことができた。
林業家の友人からチェンソーの扱い方を教えてもらったり、木材を譲って頂いたり、たくさんの協力があってプロジェクトが進んでいき、京都向日町のWind Fall Galleryで2023年1月に展覧会が開催された。

Wind fall gallery(京都向日町)での展示風景


プロジェクト初の展覧会は、5人のキッズの絵を立体化した。
タイトルの、My name isは、香港在住のKaitoくんの絵に描かれた文書からとった。
文書にとくに意味はないそうだが、私は子供が描くものには必ず何か意味があると思っている。
彫刻をしながら、どういうことを思って描いたのかを考えながら製作していると、子供たちがしっかり考えて配色であったり線を引いていることに気づくことがある。
My name is
暗号のような言葉だけど、何かの思いが隠れている気のする言葉だ。
なんとなく、今回の展覧会のタイトルに良い気がして掲げてみた。