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京北チェンソープロジェクトとは? その1

「京北チェンソープロジェクト」
子供たちが描いた絵をチェンソーアートで立体化するプロジェクトで、2022年から開始。
国内外から面白い絵を描く子供を紹介してもらい、子供たちの絵を集めた。
立体化した作品で展覧会を行い、作品が販売に至った場合、売り上げの一部を子供にデザイン料としてお支払いしている。
自分の作品が立体になり、世に出る喜びと、アートマネージメントを体感できる、Studio KUROIの教育のプロジェクトとして行われている。

香港在住のKaitoくんの絵。当時7歳。

製作について


プロジェクトの始まりは、我が子が描いた猫の絵を観たときに、思いついた。

娘の猫の絵。

彫刻刀による木彫りで立体化して、アーティストの友人、ヤマモトヨシコさんが主催する保護猫、犬のためのチャリティー展覧会に作品を二体出品した。


製作した作品。初代の「ハートのヘアピンをつけた猫」

作品は二体ともお客さんに買って頂くことになり、作家側の作品の収益は全て、娘の銀行口座に振り込んだ。
娘は、作品が自分の元に帰ってこないことを残念がっていたが、お金をもらえた喜びがそれを上回ったようだった(^^;
その日から娘は、今まで以上に絵を描くようになった。自分の作品を発表して、作品を通して何かを伝えることに興味を持ったようだった。
この出来事がプロジェクトの発端だった。

つづく

神戸灘駅前に展示されている作品「海へいく」 2024年製作

STUDIO KUROI